経済交流の実り豊かに
私は前号会報に、韓国への経済交流訪問団の渡航を直後に控え、日韓関係の緊張が高まる中にあっても、多様な交流を継続することが重要であり、相互理解と友好が深まる訪問にし、後日、笑顔で帰国したことを報告しますと綴りました。
その後日談であります。行程は10月初旬の金曜日から日曜日の二泊三日の駆け足。初日に韓国・仁川空港から、今回の目的である訪問団企業と同業種の企業へ直行しました。
こちらの企業は同業種の部門を起点に、現在は、金融やサービス業などに多角化し、韓国10大企業集団の一つに数えられています。
お互いのあいさつの後、率直な意見交換や企業博物館の見学など、訪問先の細やかな応対、心温まるもてなしもあり、2時間の予定が1時間以上も伸び、非常に実りのある交流となりました。
団員からは、予想を上回る訪問先の応対に感謝の声が多く上がり、韓国訪問が初めての団員にも安心した笑顔が見られました。
土日は景福宮、青瓦台、南大門などの定番の観光スポットの他、訪問企業からのお薦めもあり、最近、韓国の方々にも人気のスポットになりつつあるソウルの北西にある江華郡の喬桐島に足を伸ばし、軍隊の検問を受けた上で、平和展望台から海峡を挟んだ北朝鮮を展望するという貴重な体験もしました。
今回は、団体行動だけでなく、明洞駅近くのホテルに滞在しましたが、団員一人ひとりも、夕食後の散策、買い物などの自由行動では、韓国の方々と身振り手振りでコミュニケーションをとり、街中でも自由に安心して過ごし、無事にセントレアに帰りました。
この小稿を書いている2月に、韓国のアシアナ航空が名古屋―ソウル線就航30周年を迎えたそうです。私どもの交流も末永く続くものと確信しております。
九之坪 田中健二
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