SVA(シャンティ国際ボランティア会)北名古屋

SVAは、30年前、カンボジア・ラオスの難民が大量に流入したタイ国境の難民収容所で活動を開始した。カンボジアのポル・ポト政権の崩壊がきっかけだった。
活動の中心は、「図書館」で、難民が祖国カンボジアの文化を失わないために、焼かれずに残った本を捜しだし、日本から運びこんだ印刷機で出版した。足りない分を日本の絵本で補った。 和平協定によって祖国に帰っても、学校も本もなかった。この姿を見て「絵本を届ける運動」が始まった。
「SVA北名古屋」は、五条小学校や高校生、地元の婦人会のボランティア活動で、日本の美しい「絵本」に現地語(クメール語、ラオ語)の訳文をはり付け、昨年までの10年間に1200冊以上を贈っている。 SVAではこのほか、学校建設、図書館創設、職業訓練、クラフトエイドを行っている。ミャンマー難民・アフガニスタンでも活動し国内では阪神淡路大震災、三宅島噴火にもかかわってきた。ここまでの活動は、財施(募金)、身施(シールはり付け作業)の支援がなかったら存続できず、支援者に感謝するばかりである。

SVA(シャンティ国際ボランティア会)北名古屋 浅見 顕宏

私たちの国際交流08

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