私たちの国際交流(34)を掲載しました。
何だ、これ! SDGs
新型コロウイルスが世界の国々を震撼させている。人的往来の激しい先進諸国から始まった。アメリカやヨーロッパでも多くの犠牲者がでた。医療設備・技術が優れている国でさえ右往左往。その後、当然発展途上国へと感染が広がる。医療設備や医師の不足、さらには衛生管理の問題がある国では、爆発的な被害が予想として紙面に出ていた。
先進国と言われる国々でさえ、自国の感染を防ぐので精一杯で、他国のことまで手が回らなかったのが実態ではなかろうか。途上国へマスクや医薬品を送ったというニュースはなかったような気がする。わずかな医師の派遣はあったようだ。これが僕のニュース記事の見落としであれば幸いと思うのだが。
「SDGs(エス・ディー・ジーズ)持続可能な開発目標」は、国連が提唱している。世界193か国が参加し、2030年に向けて、17のゴールをめざし、169のプロジェクトをターゲットとして取り組むものだ。
世界が、力を負わせて貧困・教育・差別などをなくすことを目標とする運動である。様々な団体がこの活動に参加している。
市国際交流協会もその団体の一つ。協会の作成したカラフルなポスターで目を惹くが、余りにも達成目標が多すぎて、残念ながら、一見して理解できるものではないのが残念。
近年、若い人が、貧困・教育・差別などについて国際的に声を大にしている。若い人とは思えない素晴らしい発言内容だと感じている。活動しても、国情によっては動かせないことが多い。だが、民間団体の方が動きやすさがあることも事実。また、友好提携している自治体の市民レベルで不足品のやりとりが行われたと心温まるニュースに触れることができたのも事実。
活動する方が増えればそれだけ運動のパワーが強くなる。「SDGs」が気になれば是非参加して下さい。
西春駅前 山田建二