相互理解から

私は中学校1年生から日本語を勉強してきました。日本語を選んだ理由としては、漢字に対する親近感があったからです。
しかし、同じ漢字でも文化的意味が違うことを日本人との交流を通じて知ることができました。 日本人の友達に「私は二〇〇九年九月九日に結婚したよ」と話すと、友達は「九」が多いことに驚きます。 なぜなら「九(く)」は日本語では縁起が良くない数字であるからです。 しかし、中国語では「天長地久」という四字熟語があり、「愛情や友情が天地のようにとこしえに変わらない」といった意味を表します。 中国語において「九jiu」は「久jiu」と同じ発音であるので、永遠に幸せになる意味に繋がります。
国際交流において、一番大事なのはそれぞれの文化や価値観の違いを理解すること、相互理解ではないかと思います。 日本の伝統文化の生け花を体験したとき、お花を剣山に挿す角度を少々変えることによって生け花作品の全体の雰囲気がだいぶ変わることに感動しました。 相互理解はまさに生け花のように、人々の考えの「角度」を少し変えることで、さらに理解を深めることができると思います。
現在、私は国際交流の一つの活動として北名古屋市国際交流協会の中国語講座で、市民の皆様に中国語を教えています。 それは、中国語・中国文化に興味を持っている皆さんと楽しく中国語を学んで、「中国語が話せた!」という達成感を一緒に味わうことです。 北名古屋市の皆さんとの交流から、日本人は非常に親切であり、友好的で他人への思いやりのある人々であることを理解できました。 帰国してからは、母国の人々にこのような素晴らしい日本人の姿を伝えることができたらと思います。

名古屋大学大学院文学研究科 朴景淑

私たちの国際交流09

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