務安郡との交流
昨年、市の草の根交流海外派遣団の一員として、韓国全羅南道務安郡を訪問しました。務安郡は北名古屋市になって初めて交流した町です。10 年ぶりに当時の郡守、日本で言うと市長の位にある、ソ・サムソク氏と当時の行政課長のパク・ピョンソク氏に会いました。私は、今でもハングルができませんが、彼らとは、なぜか意気投合ができるのです。
務安郡との交流は、今から10年前、国際交流協会が設立された時から始まります。当時、私は、市の国際交流の担当者として、国際交流協会設立と同時に友好都市との協定にも携わりました。
言葉はもちろん、文化・行政の仕組み等まったく異なるため、戸惑いもありましたが、やっとの思いで、協定を交わすことができました。日韓で、ともに汗を流したのが、ソ・ サムソク氏とパク・ピョンソク氏なのです。
美味しい務安の料理と、持参した日本酒を交わしながら、10 年前が昨日のように蘇り、楽しいひと時を過ごしました。もちろん、3人とも母国語以外話すことができませんが、お酒の席では話を中断することなく、雰囲気で何を伝えたいのか、わかりました。もちろん、詳細については、通訳の補足があっての話ですが、熱意をもって話せば、相手にも伝わり、友を作ることができるということをあらためて確信しました。
現在、日韓には、政治的問題はありますが、相互理解を深める草の根交流はいままでどおり、これからも続けていきたいです。
井瀬木 熊澤真澄
LEAVE A REPLY