アジア手芸品の架け橋
2年前から北名古屋市国際交流協会のブースに参加させていただいているアジアの手芸品フェアトレードのBanduです。いつもたくさんの方にご来店いただき感謝いたしております。また、北名古屋市の活発な国際交流の様子をい つも楽しませていただいています。
Banduは簡単に買いにいけない場所で作られているアジア各国の手芸品や、市場でみつけた逸品をご紹介させていただいています。簡単にいけないところとは、差別されている人達の作業所や麻薬が蔓延しているスラム、想像を絶する奥地にある田舎です。 「Bandu」 は南インドのタミル語で 「友達」 という意味です。私は2010年に南インドの大都市チェンナイから車で5時間以上かかるDeenabandu村(=貧しい人の友達の村)という差別されたダリッドのための開拓村で素晴らしいクロスステッチに出会いました。 その出会いからこの仕事をはじめましたが、残念ながらまだ店舗を持っていません。今、アジア各国には、人件費の安さから先進諸国の企業が進出しています。経済的に豊かになり物価もうなぎ上りに上がっています。 しかし、それは都市部のほんの一部に限られたことで、田舎やスラム、差別された人たちにとってはなんの恩恵もなく、物価が上がって生活は苦しくなるばかりなのです。 高度な技術で時間をかけて手芸品を作っても売れないので、不安定な雇用で安い賃金でも、現金がすぐにもらえる外資系の工場に働きにいきます。だんだん作る人が減り、入手できなくなってしまった手芸品もあります。 ネパールの手織りカシミアのストールは、ネパール人看護師を育成するために役立てられていますが、これからは、その売上金より大地震後の復興支援もいたします。
アフリカのシアバターのアテンドリエペジーブルと共に北名古屋市にうかがいますので、お買い物をする人と手芸品を作る人との笑顔をつなぐアジアの手芸品フェアトレードのBandu(バンドゥ)をこれからもよろしくお願い致します。
Bandu=バンドゥ 代表 井手 初穂
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