国際結婚あれこれ

今は世界のどこの国へも気軽に行くことができる時代となり、国際結婚される方も多くなったと思います。

人口約8万人の北名古屋市での国際結婚されている方も相当数になると思われます。私は40年前にミャンマー(ビルマ) 人と結婚しました。婚姻届けを役所に提出に行ったら町で初めてだと言われた記憶があります。

結婚は両人の合意で成り立ちますが生活するのはいろいろな社会的な制約が加わります。

ミャンマーは仏教国であり、風習も良く似ておりやっていけると簡単に思いましたが浅はかで、細かい点でいろいろ違っており、今に至ってもというか、なかなかその溝は埋まりません。例えば、お墓の話ですが、ミャンマー人にはお墓を造って弔うという習慣がありません。日本人の私は理解できないことです。もっとも、先祖からのお墓を守っていくことができなくなり、放置されていることが取りざたされているのが、日本の現状ですが……。40年たっても片方にとり生活 (人生) の根幹であり、押し付ければ押し付けるほど抵抗が増加してしまいます。まあ、そういいながらも続いているのは縁あってのことだと思います。

次に私の子ども (長男長女) はいわゆるハーフで日本とミャンマーの血が50%ですが、子どもはミャンマー人と結婚しましたので、孫たちは日本25%、ミャンマー75%になる勘定です。

次に、マレーシアなどにシルバー移住される方が話題に上がりますが、私たちも70才過ぎたら女房の土地であるミャンマーに移り住もうかと考えることがあります。何故かというと日本と比較すると冬寒くないし、自然災害も多くなく、ビザとか、医療、住居の心配もなく物価も安いので、なまけものの私にとり、のんびり生活が送れます。

日本人は、とかくしがらみに縛られ親からの土地にしがみついて汲々と生活しておりますが、それがよいことか、わかりません。時代が移り変わるにつれ生活の価値も変化していきます。同様に結婚の価値も私たちの時代と今では随分と違うと思います。つまるところ二人が幸せと感じ取れればそれでよいのではないでしょうか。

井上清久氏

私たちの国際交流21

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