私たちの国際交流(43)を掲載しました。
今、思うこと
日本語ボランティア活動に携わるようになって十数年、ふり返りみると、あっという間の年月だったように思います。その間、様々な国の方と接し自分自身の生活の見直しにもなったり、考えさせられる日々でした。何気ない日常も他国の生活ぶり、お国事情を聞くと、どんなに恵まれているかと気づかせられます。又、ほとんどの方々が家族への仕送りのために働いているのが現状です。日本の過酷な労働条件の中で、若者たちの頑張りには頭の下がる思いがします。
そんな中で、少しでも彼らの日本語理解の一助になるのであればとの思いで、ひたすらボランティア活動に勤しんできました。その方のレベルにあわせての日本語学習のお手伝いは、とても楽しく、幸せな時間でもあります。又、何気なく使っている日本語の新たな発見の場になることもしばしばです。いろんな意味でこのボランティアは自己成長にもつながります。
需要度が増す昨今、もっと多くの方にこの日本語ボランティア活動に関わっていただきたいという願いいっぱいです。何故なら、学ぼうという外国人に対して、ボランティアの数が少ないためです。国際交流は、多文化に触れるよい機会にもなり、視野を広めることもできます。この機会に是非とも生活の一枠に新風を吹き込んで新境地を広げられてはいかがでしょう。新たな出会い、新たな発見が刺激になりひとつの若返り方にもなるものです。元気な限り、この活動を続けていきたいと思っております。
徳重 井上洋子