名芸展覧会「あのラボのいろいろ展」

10月28日〜11月13日に名古屋西東キャンパスで展覧会『あのラボのいろいろ展』が開催された。福岡を拠点に映像作品から展示コンテンツなど幅広く活動する13人のアーティスト集団『anno lab』による展覧会で、同メンバーの田めぐみさんは今年同校の特別客員教授を務め、今回の開催される運びとなった。また、同展覧会には田さんの講義に参 加した生徒の有志作品も展示された。
学生の作品が飾られたインスタレーション作品『いろ・しき』は白い照明と、トンネルで使用されるオレンジの照明を交互に数秒ずつ流し、人それぞれの色彩感覚の異なりに気づくことができる空間展示。
『reflection』は普段写真を撮っている学生の作品、天井から吊るされた3種類のフィルムは、空間展示で用いた照明が切り替わると反射が写真撮影時のフラッシュをほうふつさせる。
『色の認識』は壁一面に16枚のタマネギの写真を貼った学生の作品で、オレンジの証明では同じ色に見えていた写真が白い照明に切り替わると、視覚による情報欠如の不安定性や色彩感覚の便利さを感じることができる。
この他にも、体験型のあのラボの作品展示が並び、タンスの棚を開けると人の声が聞こえて、引き出しをいくつか同時に開けるとヒューマンビートボックスになる『タンスタンスレボリューション!!」、懐中電灯の形にした照明に切り取られた写真のフィルムを差し込んで壁を照らして楽しむ『focus』など多くの作品が並んだ。