認知症講演会
11月22日に令和5年度認知症啓発事業『認知症講演会』が名古屋芸術大学アートスクエア大ホールで開催され、当日多くの市民が参加しました。
『認知症とともに歩む〜共生のまちづくりをめざして〜』と題して、藤田医科大学医学部認知症・高齢診療科武地一教授が講演を行いました。武地教授は「認知症は風邪と同じで誰でもなりえる病気です。一方で専門的な病気でもあります。非常に難しいからこそ家族だけでなく地域で支援しないといけません」と話した。
認知症の理解を深め、気軽に立ち寄れる認知症カフェも紹介されました。カフェを取り上げ「病院では症状や薬の話しかできませんが、カフェは気持ちの相談ができます。地域も共に関係を持てる」と特徴をあげました。続けてデメリットについても「認知症にならないために対策に来ている人が『自分は認知症になりたくない』と当事者に伝えて傷つける場合もあります。みんなの居場所にするための課題とも言えます」と語りました。
講演の後には、地域包括センターの職員から市内にある認知症カフェが紹介されました。