私とハングル

今から12年前に愛知万博が開催されました。この万博では、一市町村一国フレンドシップ事業が実施されました。私は、それをきっかけに、ハングルを覚えようと、文化センターへ週一回通うようになりました。

歴史や漢字をルーツとする韓国語に惹かれて、ずっと今でも韓国語を学習しています。韓国語も日本語と同様に漢字(中国語)から始まっており、共通点が多いです。朝鮮半島では、1443年に世宗を中心となって庶民にも理解できるようにと作った言語がハングルという。世界でもっとも新しい言語であることを知りました。例えば、韓国では、般若心経や南無阿弥陀仏という、お経も、いまでもそのまま使われております。当然、発音は違います。

ハングルを覚えようとする同好会もできましたが、ほとんどが女性ばかりで、男性は入会しても続かず、黒一点という状況が今でも続いています。同好会で何度も韓国に行きましたが、男性は一人だけです。ホテルも一人部屋で高くなります。なによりも、女性陣はソウルの街を歩いていても、化粧品、おしゃれの店などあると、すぐに中に入ってしまい私は一人道路でハングルの看板を読んで時を過ごすというとうことが毎回繰り返されました。

最近では、新大統領の就任演説などは聞き取れるようになりましたが、北朝鮮のテレビ放送は未だなじめません。先日、国際交流協会の事務局に行ったときのことです。新講座のために、机の上に「韓国語講座中級」というテキストが置いてありました。何気なくとって読むと、辞書も、手引書も見ずに、すべて読めるではありませんか。内心うれしくなりました

ソウルでの看板読みも役に立っていたのか、こんな老人でも継続すれば少しづつでも、進歩していくことがわかりました。今、しばらく、動けるうちは続けたいと思っています。

北名古屋市国際交流協会理事 水田 育男

私たちの国際交流25

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