令和５年度事業計画・収支予算報告

令和５年度の重点事業

協会は多くの人と交流し世界に繋ぐ夢と希望を拡げるため、国際交流の「場づくり」、国際交流の担い手となる「人づくり」、国際交流を活用した「地域づくり」、「広報戦略拠点づくり」など、《市民が主役》となる草の根交流を推進し、北名古屋の国際交流拠点にふさわしい協会をめざしていく。
その実現のため、協会の活動は、市民参加とオープンな運営を基本に、アイデア出しから、企画運営、実施に至るまで、すべてのプロセスを市民の力を結集して取り組んでいく。
特に、今年度の重点は、多文化共生社会づくりにつなぐ外国籍市民への地域日本語教育支援を積極的に推進していく。

令和５年度事業計画

国際交流の場づくり

第１２回アジア太平洋フェスティバル

アジア太平洋諸国との国際交流の場として、《第12回アジア太平洋フェスティバル》を開催する。
「アジア太平洋を観て、知り、食す」をテーマに、食と文化の交流を通じて、アジア太平洋諸国の国際理解を深めるため市民手づくりのアイデア溢れる国際交流イベントとする。

国際交流子ども芸術教室

名古屋芸術大学留学生と子どもたちの国際交流の場として、芸術教室を開講し、国際理解を深めるとともに国際感覚を育てる。

国際フェア

国際交流の場として、第12回とらいあんぐるフェスタなどイベントに出展する。国際交流の輪を拡げるため、「国際交流コーナー」を設置し、協会活動を紹介する写真パネル展を開催する。

国際交流の担い手となる人づくり

草の根交流プログラム（派遣・受入れ）

北名古屋市と所縁のある韓国務安郡、アメリカ・グアム、台湾台北市大同区等との「市民が主役」となる草の根の国際交流の実現をめざす。東アジアでの日本を取り巻く国際環境の理解を深め、地域づくりにつないでいく。

外国語講座

一般市民を対象に、韓国語講座２コース、中国語１コース、英会話２コースの３か国語５コースを健康ドームで開講する。

ボランティア研修プログラム

協会登録ボランティアのスキルアップと交流ネットワークを構築するため、ボランティアのニーズに合わせて各種研修会、交流会を開催する。

国際交流を活用した地域づくり

北名古屋地域ブランドプロジェクト

このプロジェクトは《国際交流をツールとした地域づくり》事業である。
運営企画会議で北名古屋地域ブランド産品を企画提案するとともに、開発提案した産品等をイメージキャラクター「いっちゃん」を活用して、普及啓発する。

SDGs（持続可能な開発目標）プログラム

SDGｓ（持続可能な開発目標）は、2030年までに達成をめざす、貧困や気候変動など地球社会の課題解決に向けた国際社会の共通目標で、2015年に国連で採択された。
地域でのSDGｓへの取り組みを啓発・普及するとともに、SDGｓ活動を地域づくりにつないでいく。

多文化共生社会づくりプログラム

地域と外国籍市民との共生をめざす多文化共生社会づくりにつなぐ交流プログラムを地域日本語教育推進事業とともに実施する。

国際理解プログラム

一般市民を対象に、国際理解を深めるため、《世界を知るシリーズ》、《国際貢献シリーズ》、《国際交流をツールとした地域づくりシリーズ》などの講演会やビデオ映画鑑賞会を開催する。

国際交流を活用した広報戦略拠点づくり

広報戦略事業の拠点づくり

北名古屋広報戦略プラン（外国人向け）を実現していく担い手は市民である。《市民が主役》となる広報の拠点づくりのプラットホームを協会に整備する。
広報戦略プランを実行する推進母体として、市民参加による委員会を立ち上げるとともに、外国人や外国籍市民による広報市民ネットワークの構築をめざす。

ファクトブック（北名古屋方式）の活用

ウェブサイトに開設した「ファクトブック」（北名古屋方式）を活用して、「地域のこし、地域づくり、地域みがき、地域じまん」を発信する。協会の活動や催事、各種講座等の案内、会員・ボランティア募集、市民の草の根の国際交流活動等を紹介するホームページとしても活用する。

外国語支援プログラム

外国人や外国籍市民が来訪する市役所でのコミュニケーションを円滑に進めるため、案内窓口などに74か国語通訳翻訳機能機器ポケト―クを配置し、外国語支援する。

外国人生活情報サービス

地域で暮らす外国人や外国籍市民が文化・習慣・言語などの違いから抱えている問題をともに考え、問題解決に導くために支援する。
外国人や外国籍市民を一般市民とする生活情報サービスを提供する体制の構築をめざす。

フェイスブックの活用

「ファクトブック」とソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）のフェイスブック（facebook）を連携させ、協会活動のタイムリーな報告、広報PRを推進し、幅広い交流ネットワークの構築をめざす。

会報発行

協会の活動や催事、各種講座等の案内、会員・ボランティア募集、市民の草の根の国際交流活動等を紹介する会報を、WEB上のファクトブックに、年３回程度発行する。

令和５年度　協会収支予算報告

【収入の部】

負担金（会費等）	610,000円
補助金･助成金	9,000,000円
諸収入	1,281,000円
繰越金	1,334,000円
計	12,225,000円

【支出の部】

事務費	8,250,000円
（報償費・職員手当等・共済費・賃金・旅費・交際費・需用費・備品購入費・繰出金等）
事業費	3,935,000円
（報償費・旅費・需用費・役務費・委託料・負担金補助金等）
予備費	40,000円
計	12,225,000円