私のボランティア入門

協会ボランティア委員会委員長 美越宣男
私は在職中、海外五カ国の現地法人で働く機会をいただいた。短い時で一~三ヶ月、長い時で七ヶ月間、工場現場で汗を共にした。
どこの国でもトップからは、必ずと言っていいほど、「あなたの信仰は何か」、「どんなボランティア活動をやっているのか」を聞かれた。信仰は二十歳の時から今に至るまでゆるぎなくやっているが、ボランティアについては会社人間で心もとない。妻が市民記者や民生委員をやっているのでと、お茶を濁してその場をしのいでいたが、ボランティアをやっていないと、海外では信用されないと痛感した。
海外では現地の人達の協力のおかげで、いずこも成功裡に帰国出来たので、このお返しに定年後は日本語を教えようと、大学通教の日本語教員育成コースに入学した。在学中は市の運動推進員や、今も続いている独居老人見回り等の活動に参加させていただいた。大学通教を卒業した翌年、北名古屋市国際交流協会から、日本語教育を始めるのでボランティアにと、お誘いを受け今に至っている。
言うまでもなくボランティア活動は、人のためにやっているのではなく、自分のためにやるというのが基本精神なので、ボランティア仲間の皆さんと協力の輪を広げながら、楽しく無理のない範囲で、さらにより充実したボランティア活動を目指していきたいと思っている。
今ではこの活動と、市や地元名古屋芸大での、生涯学習講座を受講することが、私の楽しみでライフワークになっている。

私たちの国際交流12

 

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